退職金や大切な老後資金。
「リスクは取りたくないけど、銀行に置いたままでは増えないし…」
「年金の足しに、定期的にお小遣いのような収入があればなあ」
そんな風に思われる方はとても多いですね。
iシェアーズ 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり・銘柄コード:1482)とは?
そこで最近、シニア世代の方や安定志向の方によく話題にのぼるのが
新NISA口座で買える
「iシェアーズ 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり・銘柄コード:1482)」
という銘柄なんですね。
新NISAの成長投資枠で買える
「iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり・銘柄コード:1482)」
という銘柄がよく話題にのぼります。
「アメリカの国債だから安心ですよ」
「年に4回、分配金がもらえますよ」
「円高になっても大丈夫ですよ」
こんな風に聞くと、なんだか夢のような商品に思えるかもしれませんね。
まずは、「1482」がどんな銘柄なのか、
誰もが知りたい基本情報を一目瞭然の形式でまとめてみました。
**【1482の基本スペック】**
| 項目 | 詳細データ |
| — | — |
| **銘柄コード** | 1482 |
| **銘柄名** | iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり) |
| **NISA対象** | 新NISA 成長投資枠 |
| **信託報酬(コスト)** | 年率 0.154%程度(税込) |
| **分配金がもらえる回数** | 年4回(1月、4月、7月、10月) |
| **直近の分配金利回り** | 年 約 4.4% 前後 |
| **純資産総額** | 約 1,150億円以上 |
| **直近1年トータルリターン** | 約 マイナス2.5% |
| **リスク(標準偏差)** | 年率 約 6.5%(株の約15?20%に比べて値動きは穏やか) |
※データは直近の目安数値です。
このような基本スペックとなっているんですね。
まあ、このあたりの数字や商品の仕組みなどはこれからだんだん分かってきますから、少しずつ理解してもらえればOKです。
それでは、この投資の何が良くて、どんな危険(デメリット)があるのか?
客観的な真実をお伝えしますね。
まずはこの銘柄の「美味しいところ(メリット)」
★NISA口座を活用して年4回、非課税でお小遣いがもらえる
新NISA口座で買えば、年4回支払われる分配金に一切税金が取られません。
手元にそのまま残るので、生活費や趣味に気兼ねなく使えますね。
★円高になっても資産が減らない(為替リスクなし)
※豆知識:為替ヘッジ
通常、アメリカの資産を買うと「円高ドル安」になったときに為替の差で大損してしまいます。
でも、この商品には「為替ヘッジ」という保険のような仕組みが最初からついているので、
為替の変動を全く気にしなくていいようになっているんですね。
★株価が暴落したときの「クッション」になる
世界的な大不況で株価がドカンと暴落したとき、安全な米国債は買われて価格が上がる傾向があります。
自分の資産全体を守る、頼もしい盾になってくれるんですね。
でも、良いことばかりではない。絶対に知っておくべきデメリット
ここからが大切です。
投資の世界に「良いこと尽くめ」の魔法のような裏技はありません。
★「隠れたコスト」で元本がじわじわ削られていく
※豆知識:為替ヘッジコスト
円高を防ぐ保険(為替ヘッジ)はタダではありません。日米の金利の差に応じた「保険料」がかかる仕組みになっています。
今はアメリカの金利が高いため、このコストが年4%以上にもなっているんですね。
つまり、分配金を年約4.4%もらって喜んでいても、
裏側で高いコストが引かれているため【元本がじわじわ減っていく(コスト負けする)】という現象が起きるんです。
(スペック表のリターンがマイナスになっているのはこれが主な原因なんですね)
★普通の国債と違って「満期」がない
個別の国債なら「満期まで持てば100%戻る」という安心感がありますね。
でも、このETFは中身の債券を常に入れ替えているため満期がありません。
売るタイミングによっては元本割れで損をするリスクがあるんです。
リスクを正しく知った上で活用する作戦とは?
この先、アメリカが大きく利下げをすれば大当たりの商品になりますし、
利下げが遅れて高金利が続けばコストがかさむお荷物になります。
この金利の先の動きはプロの経済学者でも読み切れません。
バイナリーオプションでも競艇でもFXでも、未来の相場を完全に当てることは誰にもできないんですね。
ですが、
「元本が少しずつ削られる可能性」を最初から知っていれば、
いざという時にパニックになって慌てて売るようなことはなくなります。
ここが、何も知らずに目先の利益だけを追って大損してしまうギャンブル的な投資と全く違うところなんですね。
「元本の価格は多少上下(標準偏差6.5%程度)してもいいから、為替を気にせず、年4回の非課税のお小遣いを安定して受け取りたい」
そういう目的であることを自分自身でしっかり理解していれば、この銘柄は非課税制度を活かせる非常に面白い選択肢の一つになるんですね。
まとめ
・「1482」は年4回、非課税でお小遣い(分配金)がもらえる
・為替ヘッジのおかげで、円高になっても為替の損をしない
・しかし、日米の金利差による「ヘッジコスト」で元本はじわじわ削られやすい
・アメリカの金利動向次第で結果が大きく変わる不確実性がある
ということで
今回は先ずは
「1482(米国債ETF)」の美味しいところと、危険なところの両方を
客観的な事実として知っておいてくださいね。
ご参考になれば幸いです。